看護師としてある程度の経験を積んできた方の中には、看護師長という責任ある立場になっている方もいると思います。責任ある立場になると仕事へのやりがいを感じやすくなりますし、「今まで頑張ってきたことが評価された」とうれしい気持ちになりますよね。しかし、看護師長として仕事をスタートさせると、「今まで以上に大変」と感じる方も多いはずです。
看護師長となれば、今までの仕事だけではなく更に管理職として仕事の幅が広がることになります。今まで患者さんの対応が主だった方も、看護部の方針や目標を立てたり、組織の見直しなどを迫られることもあるでしょう。人事管理や業務管理なども行うことになりますから、今まで以上に仕事量が増えることになります。更に、医療事故防止などについては看護師長が権限を持ち、責任を持って仕事をすることになりますから、プレッシャーも大きくなるでしょう。何よりも、看護師長として他の看護師をまとめていくことが必要となりますから、人間関係に気を使ったり悩むことも多くなると思います。こういった仕事を抱えることでいっぱいいっぱいになってしまい、「常にイライラしてしまう」という方もいれば、「ストレスから眠れなくなってしまった」「仕事に行きたくなくなってしまった」という方もいるのです。やはり責任ある立場となれば、それだけプレッシャーやストレス、悩みが大きくなるということでしょう。(看護師長が抱えやすい悩みやストレスについてはこちら)
看護師として仕事をしていると、「いつかは看護師長になりたい」と思っている方も多いと思いますが、看護師長になればそれだけストレスも大きくなるということを理解しておく必要があるでしょう。そして、今の上司となる看護師長のストレスを少しでも和らげるために、周りの看護師によるサポートが大切となってくるでしょう。